今週のお題「外でしたいこと」
様々な避けたいもの(紫外線、虫、花粉、黄砂、衛生上触れたくないもの、雨、人との距離感などなど)を全く考えずしたいこと。
野原で大の字になって寝たい
日頃、猫背になってしまったり固まってる身体を伸び伸びとゆるめられる。
草の匂い、土のひんやり感、太陽の光、深呼吸がしやすくなる感覚。
あと、なんだか心も解放されるような気がする。
わたしの中で凝り固まった考え方やものの見方のフィルターや壁が消えて、ストレスが無くなって、心身ともに軽くなれそう。
イメージです。
たいてい一人で散歩に行ってますが、先に書いた様々な避けたいものを気にしすぎて、大きな公園でレジャーシートを広げたとしても座ってくつろぐことしかできないんです…。
パークヨガや海岸でのヨガ、ものすごく憧れです。
過去に一度だけ、思い切って、地面で寝たことがあります。
何年だったかはっきり思い出せませんが、たぶん2000年代後半だったと思います。新潟県苗場スキー場で開催されてるフジロックフェスティバルに一人で行った時のことです。
その日、いろんなステージを見て疲れが限界にきていたのに聴きたいステージがあったのか理由は忘れましたが、何故か宿へ戻らず、夜23時を過ぎたころ、レッドマーキーというテントやその近くの苗場食堂(ステージ)から、いろんなアーティストさんの素晴らしい音が聴こえてくる中間地点のような場所で一人でぼんやり佇んでいました。
人がたくさんいるにも関わらず、なぜか私がいた場所の半径2メートルぐらいの空間ができていることに気がついた瞬間、その場で仰向けになって寝てました。
(アルコールはゆず酒を少し飲んだだけ。ちょっとふわふわぐらい)
あの時、どなたが演奏されていたのか…
とんでもなく素晴らしいジャズの曲が聴こえてきました。
昼間だったら、絶対ステージ前でしっかり聴きたいぐらいの演奏。
なのに、地面に寝ころんだ解放感とその時聴こえた音のあまりの心地よさに、全く立ち上がることができませんでした。その間5分ぐらい。何時に会場を出てシャトルバス乗り場に着いて…など、その後の行程を考えてぐるぐるしていた頭の中が一気に真っ白になって、体中の力みが抜けていくのがわかるぐらい、とても気持ち良い時間でした。
寝落ちる前に、たくさんの人がわたしのまわりを行き来し始めたので途端に落ち着かなくなり、よっこらせと身体を起こして、つかの間の解放タイムは終わりました。
面白かったことは、まわりを行き来していた人が誰も私が寝ていることに気がつかず、だからといってうっかり踏まれることもなく、皆さん音やおしゃべりに夢中になりながら寝てる私を上手く避けて足早に通り過ぎていったことです。
帰りながらよく見ると、あちらこちらで地面に寝ころんでいる人がたくさんいました。遠目でも、まったり感が伝わってきました。
山の中のフェス会場だから、できることなのかもしれません。
フェス会場でなくとも、草の上で寝てみたい。
まだ細かいことを気にしてる私には難しいことなんですが、いつかやってみたいちょっとした願望です。