2023.7.19 (水)大阪 オリックス劇場
くるり 「愛の太陽」EP発売記念ライブ(ホール)ツアー2023
行きました。
ライブ感想というより、ほとんど自分語りです。
ざっくり記録↓
セットリスト。
いろんな方がウェブに載せてくださったのを参考にしました。
LV45
ワールズエンド・スーパーノヴァ
THANK YOU MY GIRL
Morning Paper
GUILTY
ハイウェイ
7月の夜
Smile
旅の途中
益荒男さん
つらいことばかり
スラヴ slav
八月は僕の名前
愛の太陽
虹
ばらの花
Liberty & Gravity
ロックンロール
奇跡
In Your Life
潮風のアリア
最高と思う気持ちをまた更新した最高のセットリスト‼︎
ありがとうございました‼︎
座席でライブを聴く、見るのは、じっくり聴けていいわ〜と思うことが増えてきた。バンドのライブと言えばオールスタンディングやで!みたいに思い込んでた10代20代の私では考えられない。
座席に座ってじっくり聴くバンドサウンドの良さを初めて実感したのは、この日のMCで岸田さんから名前が出たレディヘ→レディオヘッドだった。何年の来日時だったかは忘れた。
Everything In Its Right Place / RADIOHEAD
一曲ずつの感想を記録するつもりが、どの曲も思いが溢れすぎて言葉にできない。でも、全曲に通じるのは、なんといっても『音』の心地よさ!やっぱりバンドアンサンブルが素晴らしい!楽しい、カッコいい!歌詞ももちろん心にグッときた。
真夏日のイントロ一音目を聴いた瞬間、それまで仕事帰りで焦って走って会場に着いて汗と動悸と楽しみ感からくる緊張でぐるぐるしていた身体と心が、一瞬であのシングルジャケットの景色とその景色の周辺の匂いみたいな世界に溶け込んで、仕事帰りというのもすっかり吹き飛んだ。
座席が一桁列真ん中辺りだったので、岸田さん、佐藤さんの指使いもはっきり見た(というか、気になる曲では前の人たちの隙間から凝視してしまった。見過ぎたり、変な姿勢になってしまい、大変失礼しました)。
今年の秋にオリジナルメンバーで録った新譜が出る。その中から、In Your Lifeが配信されてる。3人揃う嬉しさでなのかよくわからないけど、7月の夜を聴いてる時に、座っていた席からステージとの見えない境界線みたいなものが取っ払われて、まるで京都の磔磔とかステージとオーディエンスの距離感が近く感じるライブハウスで聴いてる気分になった。
この前別の日に書いた、過去の自分も隣にいて、今の自分と一緒に今のくるりの音を楽しんでるような状態になっていた。
言葉に出すとヤバい人ですね。幽体離脱してたとかそんな話ではないです。過去から今まで毎日いろいろ経験しながらその日を迎えて、くるりが積み重ねてきた日々から繰り出される素晴らしい音と重なって、ものすごく感慨深い気持ちになった。
でも、それで号泣するとかではなく、なんというか、多幸感にあふれてじんわり涙が流れた。
愛の太陽の時にライティングも良くて、天使の梯子と言われる雲の隙間から光が差す様子に近いライトと、しんみりしすぎずある程度ドライ感もあって前向きな気持ちになる音で、心にこびりついてるドロドロした思い出とか気持ちを無いことにするのではなく、そういったものもひっくるめてグルグルかき回されて光がさしていることに気づくような、そんな雰囲気で心が明るく浄化された。
ごちゃごちゃ書くのは、この辺にしておく。
MCがいつものラジオ二人回みたいで、また大笑い。
愛の太陽グッズ紹介で、Tシャツとトートバッグのグリーンのを岸田さんが南海ホークスって言って思わず笑ったけど、あれ通じてるの何歳までやろ?笑それよりも、スリップマットのコーレスやると思わなかった爆
スリップマットリピートからの、メタルバンドは?→(客)スリップノット!→岸田さん「お前ら最高」佐藤さん「ピープルシットみたいな」🤣🤣🤣
スリップノットも好きなバンド。その前にバンド名紹介する時はは省略しない方がいいと思い直した語りの時(羊文学をめぇめぇ?って例えた佐藤さん)に出たレディへの話題。笑いました。
MCは笑うばかりでなく、終盤に岸田さんが、ギターのまっちゃん、ドラムの石若さん以外40代後半、これからどうしようか考えることもあるけど、逆に最近脂がノッてきた、と言われたのが良かった。わたしも同い年。頑張ろう。
あと、生きてて良かったと思うって言われたのもグッときた。続けていれば、道は広がるんやなぁと思いながら聞いてました。
ずっと思いが溢れすぎて、なかなか感想書けないなぁと下書きでグズグズしてたけど、この前サマソニのオンデマンド配信でブラーの何十年振り?なオリジナルメンバーでの最高のステージを見て、不思議なことにくるりのライブで感じた過去の自分と今の自分で一緒に聴いてる感がはっきり蘇ってきたから、今のうちに記録しておこうと思いました。
岸田さんと佐藤さんはスマパンが好きだったと岸田さんがnoteに書いていて、だからきっかけはブラーではないけど、あの頃のイギリスのバンドの面白さから影響を受けた人は多いと思う。
私は音を作ることはなかったけど(その頃いた吹奏楽団ではブリットポップ?UKロック?ポストロック???何それ???扱い…涙)、社会人になってからめちゃくちゃ英語を勉強して、あの手この手で現地のファンに思い切って質問して向こうの雰囲気を教えてもらったり。日本に流れていない現地の捉え方があるとわかってワクワクしていた。
やっぱりIn Your Lifeの歌詞、"あの頃無くした鍵はどうもこれだった" は、わたしにとって音楽が楽しいと思い始めた頃のワクワク感、楽しむ気持ちは今も心の中にあると思い出させてくれる、今鳴り響く、今の音じゃないかと思う。
シンプルにまとめようと思って書き始めたのに、結局長々と書いてしまった。
岸田さんが、カッコ悪い曲をやっていきますと言われた曲、どれもめちゃくちゃかっこいい。
つらいことばかり
7月の夜
人気のある曲もめちゃくちゃかっこよかった。
虹
奇跡
https://open.spotify.com/track/0irKH5pOsqkHi2Ltd2EiUq?si=rsaF4CgOT-2mfFRiVgcBSQ
益荒男さんは、ちょっと自分で演奏してみたい曲。楽しい。
https://open.spotify.com/track/2cybPIbDPP2Maoi9zjOuAt?si=35BDIiIXQXiTVvOx197WfQ
新曲2曲、どっちもめっちゃ良い‼︎