lensdiary

日記。観たもの、聴いたもの、読んだものについて思い浮かんだこと。感想はネタバレを含んでます。

🚒ドラマに関連したおもしろいことリレー

 

倫也さんのインタビューを見つけた。

https://www.asahi.com/articles/ASR885T89R7LUCVL04L.html

 

まばたきや表情筋の使い方についてのお話は、やっぱり面白いと思った。前から度々そのようなことを言われてきたし、窪塚洋介さんも倫也さんと共演した時の印象で眉ピクのタイミングまでちゃんとできていると言われていたと思う。

演技について知識のないド素人の私でさえ、倫也さんの出ているどの作品でも、何気に見ていくうちに、あれ?さっきの顔の動かし方意味あるのかな…とか気になりだして、また見返してしまう。でも、あれ?と気づいたといってもわざとらしさは全くない。特にストーリーの流れで何らかの感情のズレとか違和感をあえて出すシーン以外では、その映像におさめられているキャラクターが存在している事実、動作の何もかもがありのままで、隣町にいるかもしれないと思うぐらい世界観に溶け込んでいるので、見落としている表現がほとんどかもしれない。ただ、その意図に気がついてしまったり、こんな気持ちなのかな?と何かを感じ取ると、やっぱり面白いな!あてはまる言葉が一個じゃ足りない!もう一回見よ!→やめられない止まらない💓という快感のループ状態になる。

 

ハヤブサ消防団2話を見た時に、太郎が彩を見る時のまばたきの違いが気になって、何回も見た。太郎くんってば彩ちゃんのことめっちゃ好き感出してるやん🥰って微笑ましく眺める近所のおばちゃん目線になってる気持ちもあったが笑、そのテンション上げ上げ感が、4話ラストの『手遅れです』への急降下につながったかと思うと拍手喝采

 

2話見た後の感想↓

"太郎くんが大会の時に、彩さんを見た瞬間、やる気スイッチがグイーッて上がった雰囲気と水量上げすぎてるのも気がつかないぐらい必要以上に真剣なのがわかりやすすぎた笑 太郎くんな倫也さんのまばたきの回数が気持ちのレベルをあらわしてるのかなとかまで気になって何回か見直してしまった。"

https://lenwst.hatenablog.com/entry/2023/07/23/%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%AE%E5%B0%91%E3%81%97%E3%81%AE%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E9%A1%98%E6%9C%9B

 

今日読んだ記事はロングインタビューではなかったけど、倫也さんの思う太郎の人柄とか、短いやり取りの中にものすごく興味深いことが含んでいて、読んで良かった。

 

ハヤブサ🧑‍🚒🚒関連の情報ないかな〜とポチポチ探検してたら、アドバイザーとして参加されてる方のpostを見つけた。

https://x.com/drjoro/status/1689788751994830848?s=46&t=iV5LRiW7TsiJIvE8kOttvg

 

内藤理恵子先生。前から別のテーマでツイートをお見かけしたことのある方。調べてみると、宗教やお葬式、哲学を映画や漫画とつなげて解説する本を出されていた。私が好きな分野、ライフワーク的にずっと調べていることに繋がりそうなので、まず電書で買えるものをいくつか買って読み始めた。

 

「哲学はランチのあとで:映画で学ぶやさしい哲学」

「誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門」

「「死」の文学入門」

https://www.riekonaito.com/

 

他に気になるタイトルは電書になさそうなので、この三冊を読み終わったら次に読みたい。

 

私は前から精神世界のようなことが面白いと思って、おみくじから始まって占いに興味があって(信じる信じないは別として)、そこから哲学や心理学を調べてみようかなあと思っても、なかなか本がたくさんあってどの本から入ればいいかわからない。書店でパラパラ見てみても、頭にすっと入らない。

 

セミナーとかは、そのようなコミュニティや団体には関わらない、手を出すまいと心に決めているので、研究者の方の本を読むだけにしている。

 

ヨガ(健康目的のみの教室)を習っていた時や、鍼治療に通っていた時に、原典になった本や仏教本を読んでみたり。でもほとんどの本が難しい。般若心経のやさしい解説本や、100分で名著シリーズ、自分の家系の宗派の本ならなんとか頭に入ってくる。

でも、西洋の哲学者のお話までなかなか手が出しにくい。そんなことを繰り返してきた。

 

千葉雅也先生の「現代思想入門」が話題になって読み始めて、やっと生きていく上で頭に入りやすくて実践できそうな本に出会えた。

 

内藤理恵子先生の本は、さらにポップカルチャーと並べて書かれているので、私にはとても読みやすい。

ずっと、音楽雑誌、rockin' onやBUZZ、CUT(90年代後半から00年代まで)、snoozer、その後の色んなWEBマガジンを読んできて、社会の歪み、不安定な精神面と向き合って乗り越えていく、新しい表現が生まれてくること、ポップカルチャーの大切さを読んできたから、内藤先生の書き方が入りやすいのかもしれない。

 

あやしい世界観へのお誘いがしたいからこんなことを書いてるわけじゃなく、自分で今すぐ人生終わらせたいから読みたいのでは全く無く、ただ漠然と、ず〜っと頭の片隅に人生終わる時ってどうなるのかなみたいに考えていて、逆に生きてる間のこと、誰かや何かに対して大切に思う気持ちを持つことなどに対して他の人がイメージだけで通過儀礼的に何でもかんでも恋愛だと繋げたがる感覚に違和感もあって(恋愛そのものを否定しているわけではなく、したい人はどっぷりハマればいいし、カジュアルに向き合いたい人、別のものに気持ちが向くひと、その人によって捉え方は違うと言いたい)、愛とは?生きていくとは?死ぬとは?みたいなことをずっと調べている。

とはいえ、深刻になってるわけではありません、日常生活を平凡に過ごしながら漠然と考えてるだけのことなんですが。

正解がないと何となくわかっていても、それでも自分の中でいつか腑に落ちる感覚、言葉に出して落ち着かせたい。

でも20代の頃はもっと深刻に強く捉えすぎて、自ら進んで自分の合法的な終わらせ方を調べていたけど、色々あって、今は自然の流れに任せて生きようと考えてる。でも、生きようと思う心の底には必ず「終わる時」もいて、だから今はできるだけちゃんとして楽しく過ごしたいと思っている。

 

 

「「死」の文学」の冒頭に、私の心を鷲掴みにした文章が立て続けに並んでいた

 

引用

"しかし、いま一度、かつて水木しげる氏がそうしたように、私たちは戦前の若者のように古典から死生観を学び直す時期にさしかかっていると思います。次から次へと商品化されるエンタメ作品だけでは、私たちの不安の炎は消火しきれなくなっているのではないのでしょうか。"

"「ちょっとした心の機微で人は簡単に死ぬ」ということ、そしてそれを描くことができるのは、まさに小説によってなのにと思うからです。人間にとって本質的な物事は、「些細なもの」であったりします。"

 

 

小説、漫画、ハリーポッターとかMCU、シャーロックや日本のアニメ、ドラマ、ゲームもだけど、何回も見たり、情報を調べたりしてるうちに、ダブルミーニングとかイースターエッグ(原作厨やマニア向けの隠しネタ)探し、伏線回収、謎解き"だけ"が、作品にとって重要なことみたいに語る人が多いような気がして、そんな雰囲気が嫌になってた。

 

そんな気持ちもあってか、中村倫也さんの細やかな表現に気がついた時(それだけじゃなくて他にも色々思ってることあるけど)、人によって色んな感情があり、それぞれの心の動きはワンパターンでなく、ましてやラベルみたいに見た目だけで心の奥底まで他人に断定されるものではなく、人の持つ「些細な」感情って地球にいる人口の数だけたくさんあると思えるような表現だと思って、この人面白い!と思ってハマったわけであります。(繰り返しますが、面白さの理由はもっともっと他にも色々あるんです)

 

 

面白い中村倫也さんが主演のドラマで、そのドラマの原作者の池井戸先生も原作の中で、作家とは、小説を書くとは、人の本質を見極めることと書かれていて、このドラマに描かれている事件の背景も人の心の弱さや信念、人との繋がりであって、さらにこのドラマのアドバイザーの内藤先生の研究が、私の気になる死生観や哲学とポップカルチャーだなんて、なんておもしろい繋がりでいっぱいのドラマなんだと改めて思って、今晩の5話も大変楽しみになってまいりました。

 

 

彩ちゃん、どうなるのかなぁ…。

 

 

おぉ〜っ、今朝上がってきた予告画像。良い雰囲気におさまった?何がどうなってこうなるの?予告動画で彩ちゃんが私たちの関係って何なの!?みたいなこと叫んでたのにねぇ。残り話数少なくなってる中で、二人の恋愛模様と事件と真鍋の問題解決をどうやって展開させていくの???

https://www.instagram.com/p/CwBfsLBSHqd/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==