9話羽男さん
9話の羽根岡佳男さんは、全てをコントロールできる子供のままとしか羽男さんを見ていない父親とちゃんと向き合おうとした息子として、蒼生くんと石子ちゃんに対して友人、弁護士としての言動が、これまでの話で描いてきた羽男さんの表と内面の表現の積み重ねもあって、とても魅力的で素敵でした。本当に羽男さんかっこいいなあと思いました。
石子ちゃんが蒼生くんへ書いた手紙を読んだのも良かった。
石子と羽男が、有村架純さんと中村倫也さんで本当に良かったと思った。
蒼生くんへの
『アホか!』
は、その一言の音声をどこかのストリーミングで配信してほしいぐらいスッキリ気持ちのいいツッコミでした。
(何かに煮詰まってモヤモヤした時に繰り返し聴きたい)
が、
ラストの蒼生くんへの割り込み飛び込みハグ
羽男さんの気持ち全開だったと思うけど、石子ちゃんがやろうとしたことまで能力発揮したのか、なぜ口調までかわいくなった?笑
赤楚さんの蒼生くんだから二人一緒にハグして、とても大きな優しさで繋がった人間関係を表す形になれたのが良かったけど笑
「おかえり!良かったね!」
の声から、某ポーシャ嬢を思い出してしまい・・・
ひさしぶりにあのトーンの声を聞いて、耳から脳みそに火力強めの電気が走った気がする。
生成り系コーディネートを自然に着こなして、フワッと画面左から割り込んできた瞬間、天使か!?とツッコんでしまった。
蒼生くんは不起訴、釈放されたけど、問題の解決は最終回までお預け。
ストーリーはやっぱりきつかった。
放送後、syoさんが配信で語られていたように、現在の社会の厳しさや苦々しさとのつながりを感じて余計にきついと思ってしまう。
山本未来さんの綾さんが、喫茶店の値段が高いから本当は水だけにしておきたいと言ったのが胃に応えた。
御子神の描写が、わたしが苦手な人たちを連想させて吐き気がした。
見た後、心にザラザラした気持ちが残るのはPさんと監督さんのさすがな表現なんでしょうか。
でも、見たものだけで罪人と決めつけてしまい誤解が連鎖していった展開の中で、弟・拓さんの説明を特定の名前で言わなかったのはとても良かった。名前を必要としているのは本人だけ。その人を説明するのに名前で特定する必要はないと最近強く考えていたので、蒼生くんの弟がどういう人かを説明したセリフで少し安心した。
タイバニ1期リアルタイム放送時にハマりすぎてしまい、年数が空いて満腹通り越してしまってるから、火事と誤認逮捕と本当の罪人は権力と財力を持った人間の展開に正直またかよ…と、いまいち乗り切れないのは私の問題で、西田さんの短時間で大きなテーマを無駄なく盛り込む展開はやっぱり面白い。
タイバニでワイルドタイガー役だった平田さんが日向さん役で出てるのを見て、クソスーツでいいからバイク飛ばして、御子神ぶっ飛ばせ‼とオタク脳で考えてしまったが。
9話を見ていてびっくりしたのが時系列。
いつの間に蒼生くん転職してから1年過ぎてたの?7話から8話の間に1年過ぎてたということ???塩崎さんは1年間、二人が付き合ってることを知らなかった?…せつな…。
羽男さんが事務所奥のダイニングで食事する姿と雰囲気が、回を重ねるごとに家族みたにものすごく馴染んでいってると思ったことに納得した。
ということは、石子ちゃんはラストチャンスの司法試験は受けなかったということ?
卵巣嚢腫の手術は…?
描かれなかった1年間はこちらで勝手に妄想してくださいってことですか(違)
それにしても、大庭邸が『恋せぬふたり』の羽(さとる)さん家で、まさか同じ年に同じお宅とあの坂道を別作品で見ることになるとは想像してなかったので驚いた。撮り方と美術と編集で違う家に見える面白さを味わえたのも良かった9話でした。