きのう書いた日記に
宇多田ヒカルさんの Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り- ( Sci-Fi Edit ) のMVに登場する踊る人たちが、クラブっぽい雰囲気で心地よいと書いてしまい、またまたおばちゃんがクラブとか知ったかして書いてるわ冷笑、みたいに後からセルフツッコミをしてたんですが、
たしかにコロナ禍以降、クラブイベントには行ってない。その雰囲気に近いけど規模がめちゃくちゃ大きいSONICMANIAに行きたい行きたいと思いつつ、結局行ってない。
20~30代の頃、ただただ音楽を聴きたいだけで行ってました。
そこに集う人たちの目的は様々で、
恋愛の出会いを求めて来る人
飲みたい人
音楽を聴きたいだけの人
好きな音楽の仲間を増やしたい人
(いまSNSがあるから繋がりやすいけど、インターネットが今ほど普及してなかった頃は音楽雑誌や情報誌ぴあを見てクラブイベントに行って同じ趣味の知り合いを探してた)
音楽を聴きながらひたすら読書してる人
海外から来る人もいるので自分の英語力を試してみたい、などなど、いろんな楽しみ方をしていた。
ばらばらの目的でも、人気のある曲では一斉にみんなが盛り上がるし、最後は達成感みたいな雰囲気がして気持ちだけ元気になれたり。
ライブやホールでのコンサートになると、ほぼ全員がアーティストの演奏を聴くのが目的なので、それでもいろんな反応する人がいたけど、だいたい同じ動き方になる(安全面やみんなが楽しめるようにとのことで、会場と主催のルール、暗黙の了解みたいなルールに従って行動する)。
イベントのテーマやジャンルによるけど、来る目的が様々なイベントだったら、会場内での動き方が自由。なので、できれば端や後方から全体を見聞きしたい私には抑え目でこじんまりとした広さのイベントが居心地が良かったんです。
オールスタンディングの会場だったら、ほとんどひとり参加だし、大抵ステージ真ん前より後方のPA卓辺りや端の、混雑していても適度に空いてる隙間で立って聞いてます。そうしてると、なぜか、まわりのお客さんの悦に入る瞬間みたいな雰囲気がわかったりすることがあります。
始まってから、ずーーーーーーっと腕組み仁王立ちでステージを見つめて微動だにせず聴いていたお兄さんが、ラストの曲でふわんっぐにゃ~っとリズムに乗って身体を揺らし始めた瞬間とか、和やかに笑顔で聴いていたお兄さんが”あぁっもうあかんっ”と、小さな声でつぶやいたと思った瞬間、両手で顔を覆って号泣してた、とか、ステージ前方の熱さとはまた違った、それぞれの曲、アーティストさんへの熱い気持ちの表現方法が見えたりして、全く知らない人たちなのにそんな熱くなった瞬間を見ると、わたしのテンションもさらに上がります。
人の反応いちいち見るな!怒
と、嫌がられることですよね…。すみません。
でも、なぜか目に入ってくるし、感動が何倍になったりするんです。
映画館でも、隣に座ったやはり私と同じように一人で来た映画好き感ありありの若者さんが、上映中ずっと目はスクリーン凝視、手と口はポップコーン早食い作業で大忙しだったのに、とある作品の途中で大展開の場面になった途端、その展開に驚いて身体がフリーズ、手に握ったポップコーンをぽろぽろ落として、落としてることにも気がつかないぐらいびっくりする、といった、リアクション最高な若者さんもいました。
思わず落としてますよ、と声をかけそうになったけど、ぐっとこらえて、わかる!その気持ち!と心の中でつぶやきました。あの驚き方、完璧なリアクションを、映画を作った人たちに見せたかった。
こうやっていろんな人の様子も気にしつつ見ている私を見てる人もいたりして…。
なんか、こうやって書くと、本当に変な客ですね。すみません。
パフォーマンスに集中します。