lensdiary

日記。観たもの、聴いたもの、読んだものについて思い浮かんだこと。感想はネタバレを含んでます。

ケンジトシ大阪公演開幕おめでとうございます

ネタバレ絶対NGの方は閉じてください。

 

 

シス・カンパニー『ケンジトシ』

昨日、3月3日(金)大阪公演開幕

 

前日、Twitterにアップされたメッセージ

 

 

Twitterに万が一のことがあった時のため、東京公演前とこの大阪公演前のショート動画をYouTubeかどこかに残しておいてほしいですシスカンパニー様・・・

おふたり見てるとめちゃくちゃ和みます。

 

無事に大阪公演が開幕されたとわかって安心しました。

みなさまが大千穐楽まで無事に楽しく過ごせますように。

 

 

朝晩と昼間の寒暖差、爆飛散のスギ花粉、など、何もしないでも身体に優しくない環境と、どうしてか精神的に追い立てられて落ち込んだり、内省しすぎてしんどかったりする中で、誰かが意味もなく言ったことがツボにはまって大笑いできたり、美味しいものちょっとつまんで和んだりして一瞬心が暖かくなる瞬間が、このしんどい季節に上演されてるケンジトシを配信で見て感じた暖かい雰囲気になんとなく似てるかも。

 

 

配信を何回も見ているうちに、ケンジトシの空間は、時間軸とか役割、立場などもとっぱらわれた記憶や推察、幻想がポッポッと思い浮かんでは流れて消える頭の中のようだと思いました。

 

いま見る私の時間軸では登場人物は全員この世にいない人。

ステージから伝わる雰囲気も、生と死の間のような空間で、それぞれの記憶や、生きてる間に言いたかったことや聞きたかったことなどの想いが映写機の中に集まっているみたい。トシさんの最後のセリフのとおり、その映像をコロスさんたちと一緒に見る演出にも心がとても暖かくなりました。

 

あと、ソワレの配信を期限直前に見た時に、中村倫也さんが長台詞の途中で表情を変えずにスッと無機質な雰囲気と標準語発声に変わった瞬間に気づき、その表現がその後の黒木華さんのセリフにつながっているのがわかって、鳥肌がたってしばらく止まりませんでした。

 

わかってるけど、プロの方だからそうだけど、でもやっぱり俳優さん凄い。

 

他の方もいっぱい、

ひょええええええっっっ

となった瞬間があったのですが、全部終わってからまとめたいと思ってます。