lensdiary

日記。観たもの、聴いたもの、読んだものについて思い浮かんだこと。感想はネタバレを含んでます。

ややこしい感覚

2022.8.8(月)

夏休み。月曜日、平日。街が少し空いているうちにできることをしたい。午前中に用事を済ませて、お目当てのカフェに向かったが、1軒目満席、2軒目ほぼ満席、3軒目休業。気温が35℃近く。ウロウロしたくない。

 

帰りかけた時になんとなく立ち寄った雑貨店で、話し上手なお姉さんと散々世間話とそのあたりのカフェの話で盛り上がってスッキリ。

 

帰宅。軽く掃除。ガッツリ片付けと掃除する時間はあるのに、暑すぎることを言い訳になかなか進まない。コーヒー入れて休憩。消毒と手洗いで指先が悲惨な状態…。

爪のケアをしっかりしてくれそうな良さげなサロンをウェブで探す。キレイになる場所だから、女性らしい、とか、モテ、や、オトナ女子に人気、ラグジュアリーな店内、を売りにしてる店が目立つ。そんな雰囲気は居心地が悪いので避けている。

あとエリア。自宅付近はファミリー層が多い地域だから、こちらのプライバシーお構いなく既婚子持ち前提で話しかけられることがよくあって行くのにかなり覚悟がいる。その都度、いえ独身で、と返事するのも疲れてきた。

だからいろんな年代の人が利用するエリアなら会話に困ることが少ないので探してみると、どうしてもザ女子な売りの店が多いので、なかなか決めにくい。この日は決めるのを諦めた。

 

9日(火)

朝から昔のいやなことを思い出す記事を見つけてしまい苛々。クラブでのイベント後に起こったセクハラとのこと。双方の言い分が食い違ってるようで不明瞭。

相手が嫌がることはしない。シンプルなことなのに、お酒が入って夜のイベントに来るなら触ってもいいと思ってる人が割といることを考えるとゾッとする。嫌だ嫌だ。

 

頭がモヤモヤぼんやりして、相変わらずネイルサロンを決められない。適当でも見つかるまでセルフケアでなんとかする。

 

8.10(水)

本当に暑すぎて、用事を済ませるだけでクタクタになる。プチ断捨離だけして、あとは好きな映画やドラマを観ることにした。

 

好きなアーティストや俳優、作家の話を誰かに伝える時、自分が"推し"という言葉を使うことに抵抗がある。

情報番組や雑誌で、推し活という言葉を使った特集がされたりしてるけど、そこで紹介される人たちのキラキラした様子や、あと知り合いの他のファンに負けたくない感にあふれた追いかけ方や私だけがその人のことを知っているのような感想には恋愛感覚やはっきりと性的な見方を感じて、わたしの感覚とは違っているのでなかなか感想を共有できない。わたしの感想が知り合いのプライドを傷つけてケンカになり、嫌われることも多々ある。なので、"推し活"もひとり行動を基本にしている。自分が何かを見聞きして感じた気持ちはわたしだけのもので、勝ち負けに使うものにしたくない。

 

作品を見ていいなと思ったその方の性別問わず、見聞きしながらワクワク、ドキドキしたり、素敵だな、セクシーだな、素晴らしい、面白いと感じても、イコール恋愛、性的対象ではない。

 

一度ハマったお気に入りの方たちは、キャリアを重ねて変化していく様子を見るのが楽しくて何年も追いかける。長く活動されるように応援したいから、作品を見るなどして行動する。敬意はあるが、崇拝ではない。でも好きな人たちには違いない。ただ、推しの一言にまとめたくない気持ち。どう言えばいいのか。

 

呼吸する、食事すると同じレベルで映画やドラマを見る、演劇を観に行く、音楽を聴く、本を読む。日常の動作のひとつだから、現実逃避でもない。それでも、あくまでわたしは観客、読者の立場な意識もある。けど、ずっと頭の中にいつもいる人たち。こんな感覚をどの言葉に当てはめられるのかがわからない。やっぱり、お気に入り、がピッタリなような気がする。

 

身近にいる人たちにどれだけ恋愛感じゃないと説明しても納得されることはないので、勘違いされてモヤモヤしながら便利な言葉として推しと言うことにしてる。

 

今日もお気に入りさん達から、たくさん楽しいお知らせを受け取って、この暑い中、また生き延びた気分になった。